オトナリオリジナルビールの仕込み作業の続きです。
レシピ作成
- 基本はホワイトエール
- アルコール度数は6%
- オレンジピールやスパイスを多めにて香り高い
- 女性も、ビールが苦手な人も飲みやすいように、ちょっと苦さを抑えた がオトナリビールのイメージです。

これを木内酒造のスタッフさんに伝えると、手書きでレシピを作ってくれます。
「この麦芽美味しい!!」って全員一致したCRYSTALも入れちゃいました。(これがこの後影響してきます)
これは麦芽の配合です。このメモをもとにオリジナルビールの麦芽を計量していきます。
麦芽の計量

CRYSTAL WHEATを少々。

2-ROWをざざっーーーーと。WHEAT MALTをざっと。
麦芽の粉砕
計量したものを「粉砕」します。粉砕機の注意書きがドイツ語表記でちょっとかっこいい。

粉砕の様子を見ようとしたけど、あっという間だったのでよく見れませんでした。

粉砕した麦芽がこれです。粉砕する前よりも香りが強くなりました。これを持って釜がある場所へ移動します。
釜入れと温度調整 55度に
これがオトナリビールの原料が入る釜です。4番!!4号機!!


釜に入れた麦芽をただ混ぜるだけなのに、楽しくてニヤニヤしてますが、本人たちは真剣です。
循環
次は循環という作業。釜の下から麦汁を出し、それをまた釜の上から投入します。これを3回。

糖化
麦芽のでんぷんを糖に変える糖化。麦汁をひたすら撹拌しつつ、麦汁を糖化に適した温度まで温度上昇させます。65度くらいがいいようです。

65度まで温度を上昇させたら保温して40分間待ちます。この間に酵素の働きででんぷん質が糖に変わるそうです。
副原料の配合

オトナリビールに入れるのはこちらです。手前の豆みたいなのがコリアンダー(多め)、右の大きなボウルにナツメグ(少し)、オレンジピール(だいぶ多め)、そしてホップはチヌークとアマリロ。
狙った味に近づくように副原料の分量を決めていたら、糖化が終わる目安の40分。アラームが鳴りました。
糖化テスト
でんぷん質が残っていると糖化不良となるんですが、判定は懐かしのヨウ素液を使ってテストします。循環作業をした後の麦汁をコップにとって白色の器に移します。ヨウ素液を垂らして紫色になったらでんぷん質が残っているということ。ちょっと緊張しますね。左は糖化させる前の麦汁、右がオトナリビールの麦汁。ちゃんと糖化できたでしょうか?

よし!無事に糖化完了です。この糖分はビール酵母のエサになるそうです。
まだまだ終わらないので本日分はここまで!!
オトナリオリジナルビールは次のオトナリatたちかわの会場で飲めますよ。日程などは下の記事でチェックしてください。